皆さんこんにちは。
今回は腸内環境の重要性、どのように良い腸内環境にすればいいのかをお話ししたいと思います。
「腸内環境が乱れると・・・」
①腸には、食事や接触などにより外界から体内に侵入してきた外敵(ウイルス、細菌など)をやっつける免疫細胞が存在しますが、腸内環境が乱れていると免疫細胞が元気に働くことができずウイルスや細菌に負けてしまい病気や感染症になってしまいます。
②免疫細胞の元気がなくなると善玉菌も少なくなり、悪玉菌が増えてしまいます。しかし善玉菌と悪玉菌は全体の3割くらいの割合で存在しているため、残りの7割を占める日和見菌の働きが重要になってきます。
③日和見菌は優勢なほうに味方するので、善玉菌と悪玉菌が2:1の割合になるのが理想!1:2になると腸内環境が一気に悪化すると言われています。
④腸は脳と密接な関係性があるため(第2の脳とも言われている)、腸内環境が悪化すると結果的に他の臓器にも悪い影響を与えてしまうため不健康な状態になるとも言われています。
「腸内環境を整えよう」
①腸では外敵をやっつけるだけでなく、おいしい食事からの栄養素を吸収する重要な役割があります。栄養素は身体そのものを構成しているためとても重要です!
②自分で食べた食事をエサにした腸内細菌が元気になる!善玉菌は野菜や果物などバランスの良い食事を好み、体に良いビタミンB群や乳酸などを作ります。いっぽう悪玉菌は高カロリーや高脂質な食事を好み、体に悪影響なアンモニアやアミン、硫化水素などを作ります。
③腸内環境を悪化させる質の悪い食事の代表として、カップラーメンや菓子パンやスナック菓子、ジュース、コンビニ弁当などがありますが、これらの加工品には添加物や保存料などがたくさん入っており、それらの添加物などにより腸が傷つけられ栄養素をしっかり吸収できない状態になってしまいます。また加工品などはとても栄養価が良いとは言えませんよね。
④過剰な小麦の摂取による腸内環境の悪化→小麦は取り過ぎるとやはり腸に負担をかけ傷つけることがあると言われていますね。実際に小麦アレルギーではなくてもグルテンフリーの食事に変えるだけで体が健康的に変化される方も多いのは色々なところで実証されてます。
「何を食べればいいの!?」
これは皆さんが一番知りたいことだと思いますが・・・、私の立場から言える範囲でお伝えしたいと思います。
まずは4つのキーワードとして「発酵食品」「水溶性食物繊維」「オリゴ糖」「EPA・DHA」これらを意識して摂取してみてください。個人的なおススメは温かいご飯に焼き魚に海藻入りの味噌汁です!特に味噌は体にとてもいいんです!
ヨーグルトも良いとされてますが、合う合わないがあると思います。また一般的に体に良いと言われている食材を食べてもお腹のお調子が悪くなったりする方もいるかと思いますので、自分の腸内環境をチェックしたい方は「新しい腸の教科書」(池田書店出版)を読んでみてください(*^^*) 食事の意識も変わると思いますので、一度きりの人生、健康で楽しく過ごしたい方にはおススメです!
腸内環境を整えて健康な身体へ!!
現在、新型コロナウイルスが流行しています。いつ終息するかもわからない状況で私も大変不安ですが、ウイルスに負けないためにも手洗い、うがい、消毒など体外的な対策はもちろんのこと、体内の対策もすることでより感染防止ができればと考えております。皆さんも不安でしょうが体調管理をしっかりしてウイルスに負けず健康に楽しく過ごしましょう!
※当院は通常通り診療しておりますが、普段より念入りな消毒や換気を実施しているためいつもより余裕を持った予約とさせていただいております。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。